エストロゲンの急減
出産後、エストロゲンの分泌が急激に低下します。エストロゲンは脂質代謝を促進し、インスリン感受性を維持する役割があるため、減少すると脂肪が蓄積しやすくなります。
プロラクチンの上昇
授乳に伴いプロラクチンが上昇します。プロラクチンには食欲を促進し、脂肪蓄積を助長する作用もあるため、体重が減りにくくなります。
コルチゾール(ストレスホルモン)の増加
睡眠不足や育児ストレスによりコルチゾールが上昇すると、内臓脂肪の増加、血糖上昇、食欲の亢進が引き起こされます。
産後はホルモンバランスが大きく変化し、脂肪が蓄積しやすく、食欲が増進し、代謝が落ちやすい状態になります。これは一時的なものではなく、体重の戻りづらさや体型の崩れの根本的な原因にもなります。そのため、正しい知識とアプローチによって、体の内側から整えていくことが重要です。
目安:産後6〜8週間以降
出産後は、まず身体の自然な回復が優先されます。一般的には1ヶ月健診で医師から運動の許可が下りてからがスタートの目安です。最初の段階では、呼吸法、骨盤底筋群の収縮、軽度なストレッチなど、身体に負担の少ないアプローチから始めることが推奨されます。
個別評価が重要
運動再開のタイミングは個人差が大きく、出血や創部の状態、体力の回復度、睡眠の確保状況なども考慮すべき要素です。医師の確認を得た上で、段階的かつ安全に始めることが重要です。
妊娠・出産により骨盤は開きやすく、恥骨結合や仙腸関節が不安定な状態になります。筋力も減った状態でお腹が大きい状態から急激に変化するので骨盤が前傾・後傾しやすくなり、ぽっこりお腹や反り腰が生じる場合があります。脚の状態もO脚や外もも張りが目立つので改善が必要です。骨盤底筋の緩みにより内臓が下がり、代謝が低下してきます。
NIMではトレーニングと整体で骨盤の歪みの改善を目指します。
骨盤周囲のアライメントを整え、インナーマッスル(腹横筋・骨盤底筋群)とアウターマッスル(大臀筋・中臀筋など)の協調を回復させることで、土台から体を引き締めます。
NIMのタイ古式マッサージは、もみほぐしとストレッチを組み合わせることで、凝り固まった筋肉を緩め、体のバランスを整える施術です。血流やリンパの流れを促進し、老廃物の排出を助けます。また、むくみや冷えの改善にも効果的です。自律神経を整え、副交感神経を優位にすることで、緊張を緩和し、関節の可動域が広がり、柔軟性の向上やケガの予防にも役立ちます。
NIMはマンツーマンの完全予約制。赤ちゃん連れでも安心してご利用いただけるよう、安全なスペースと柔軟なスケジュール対応を整えています。産後の不安を抱えるママに寄り添うサポート体制を整えています。
いきなりスクワットなどのエクササイズを行うことは避けたいです。
まずは、大切な腹部のインナーマッスルの状態の評価をするエクササイズを行います。
・ドローイン
・デッドバグ
・レッグレイズ
などで、インナーマッスルを取り戻しましょう。
中臀筋・大臀筋の活性化(クラムシェル、ヒップリフトなどのエクササイズで骨盤の安定性とヒップラインを整えます。
胸郭・脊柱の可動性向上(キャット&カウなどピラティスのエクササイズ)、肩甲骨と骨盤の連動性を取り戻すことで、疲れにくく、呼吸が深くなる身体をつくります。
自然分娩なら6〜8週、帝王切開なら8〜10週が目安です。ただし、医師の許可を得たうえで、体調に応じてスタートしましょう。
NIMでは一人ひとりの体調や状態に合わせて運動量や内容を調整します。まずは呼吸や姿勢から無理なく始めていきます。
赤ちゃん連れでもOKです。寝かせるスペースや安全確保に配慮しており、保育園前のお子様連れトレーニングでも安心してご利用いただけます。